Education with Style

学校に馴染めない子供と先生たちへ ~教育における新しい可能性の提唱~  

タンポポのように頑張れ

 

登山家の栗城史多さんが、Facebookにこんな投稿をしていました。

僕もたまに講演の後に親御さんから「うちの息子は言うこと聞かないのです。うちの娘をこうしたい」など聞いたりします。

でも、僕の父が昔、僕にこう言ってました。


タンポポはすごいよ。タンポポは、風に吹かれてコントロールも効かない、吹かれた場所にいくだけ、でも、そこが畑だろうがコンクリートだろうが必ず花を咲かせる。お前もタンポポのように頑張れ」

風で吹かれる僕を父はコントロールするのではなく、見守り、信じてくれたからこそ今の自分がいます。

引用 栗城史多”Share the dream”Facebookページより


親が子供を信じてくれる。

これは子供にとって、最高の宝。


「どんな道順をたどっても、私の子だからきっと大丈夫!」 


そんなところが、教育の原点ではないでしょうか^^

 

学校ってあなたにとってどんな場所ですか

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小学2年生の息子は、シドニー郊外にあるシュタイナー学校 Lorien Novalis school (ロリエン・ノバリス スクール)に通っています。

ここはシュタイナー幼稚園の年中(4歳児)からハイスクール(18歳)までの小中高一貫教育。小さな学校なので1学年1クラスで、学年が進むにつれ1クラス当たりの生徒数は少なくなっていきます。私立のため経済的な理由や、大学進学に有利な学校に転校していくのが主な理由です。

私と夫(オーストラリア人)は、それぞれ自分が子供だった時、学校が大嫌いでした。そのため息子には、本当に心豊かな教育を受けさせてあげたいと思い、いわゆる”普通の学校”ではない、いろいろなスタイルの学校を探して回りました。この広いオーストラリアを飛行機で飛び回ったのです。


子供の自主性に任せて子供たちに授業や規則を組み立てさせる私営の実験的な学校、

インドのマスターの教えと理念に基づき毎朝瞑想とヨガをするアナンダ・マルガスクール、

モンテッソーリ教育 (montessori education)に基づく幼稚園、

シュタイナー教育に基づく学校、

果ては世界最大のスピリチュアルコミュニティのある南インドまで、家族3人で学校を観に行きました。

その中で見つけたシドニーにある現在の学校は、本当に心から喜びが湧き上がる出会いでした。

この学校のことを教えてくれた方はシュタイナー幼稚園の先生で、彼女が初めてこの学校に着た時、「ただただ涙が出た」とおっしゃっていたんです。


そんなことって、想像したことがありましたか?


学校そのものに感動して涙が出るなんて。


でもそれは、行ったらわかりました。


そこの空気はとても澄んでいて、

光は優しくキラキラしていて、

理屈ではなく湧き上がる喜びと、

肌で感じるぬくもりの温かさ。


それは自分の子供がこんな場所に毎日通っていると思うだけで嬉しくなるような学校でした。私も夫も、自分が子供の時にこの場所に出会いたかったと心から思いました。


もしもあなたのお子さんが学校へ行きたくないと言ったら、

学校は行くものだから行かなきゃダメとか、

不登校は問題だとか、

うちの子には何か問題があるのかしら、

と思う前に、考えてみてください。


そこが、大事な大事な我が子を預けるに値する場所だと、本当に思っているのかどうか。

もしもそれは神様が与えてくれた、1人の人間として自分や子供と向き合う時間だとしたら?


Education with Styleでは、毎月東京都内にて教育についてのスタディグループを開催しています。

対象は不登校児童を持つ保護者や本人、学校が辛い教員、学校教育に違和感を感じる方です。中学生は保護者同伴、高校生以上は個人での参加が可能です。参加費は5000円。(親子で参加の場合は1組5000円)

テーマは参加者の希望により変わりますが、

・学校に行きたくないって本当にダメなこと? 
・学校復帰したい/させたい本音とは?
・さまざまな教育の可能性について

などなど。

お申込み・お問い合わせはこちらから




自分のスタイルでの教育

Education with Styleとは

先生、生徒、保護者。

すべての教育者と教育を受ける児童が、自分らしく教え、自分らしく学べる環境作りを目的とした教育研究機関です。

2013年度の不登校児童の数は小中学校合わせて11万9617人、およそ86人に1人が不登校ということになります。特に中学生の数が多く、1学級に1人不登校の生徒がいるという計算になります。 ※文部科学省 平成26年度調べより。

一方で教員のメンタルヘルスも深刻な問題となっています。平成20年度以降、毎年5000人を超える教職員が精神疾患を理由に休職、平成3年度からの10年でその数は2倍にもなっています。21年度には精神疾患で離職した教員は小中高あわせて733人でした。

つまり、学校に通う生徒たちも、教える側の先生たちも、何らかの違和感や問題を抱え、学校が心地よくない場になってしまっている、という現状が浮き彫りになります。

そういった深刻な社会問題の中で、Education with Styleでは、学校に馴染めない先生と生徒のために、受ける側与える側双方向からの『自分のスタイルでの教育』という、新しい可能性を提唱していきたいと思います。

■地域社会ベースとオンライン教育を融合させたスクーリング・ネットワーク

何らかの事情で学校へ通えない児童は、一時的に過程で学習をすることになります。一般的にホームスクールとなるとお父さんお母さんがすべての教科を子供に教えるので、精神的にも負担が大きくなりがちです。ところが私の住むオーストラリアにあるセントラル・コーストという町では、ホームスクーリングを実践する家庭が集まり、相互に助け合いのネットワークが生まれています。

自分の得意なことを、地域のホームスクーラーを集めて教えるという相互に協力し合うネットワークができているため、個々の家庭の負担が少なく、子供たちにも他の子たちとの交流の場があるため社交性を育むことにも役立ちます。

そんなところからヒントを得て、コミュニティベースのスクーリングネットワークという可能性を研究・考察し、その実現を目指します。



1、教える場としてのスクール

自分が情熱を傾けてきた学びがあり、それを子供たちに教えてあげたい。

そんな志をもって教員になったものの、実際にはいろいろな業務ややるべきことに時間を取られたり学校内外での人間関係に悩まされたりと、シンプルに教えることを楽しむ、というのは難しいことがわかります。

そんな教師になった自分の本当の思いを実現させるという意味で、先生が夢を叶えることを助けたい。

初心に立ち返り、教えたい気持ちを開花させる場としてコミュニティベースのスクーリングネットワークの可能性を追究します。


2、知的探求の場としてのスクール

不登校になる理由として、実はいじめよりも、学校がつまらないというものが多数なのです。子供は自分の興味のあることであれば、夢中になって勉強をするものです。

ところが学校での画一的な授業では、子供たち自身が学ぶ意味を見出せなかったり、興味をそそられず意欲がわかかなかったりします。好奇心を持てず意欲が下がると、学校生活のあらゆることがネガティブに感じられるような精神状態になってしまいます。

そんな中での消極的な選択肢が不登校や引きこもりなのではないかと思います。

Education with Styleでは、子供たちがみずから率先して学びたくなるような環境づくりの構想として、『カッコイイ大人からの教授』を掲げます。

子供にとって強い憧れの気持ちを持つことは、何よりも大きな内的成長へのモチベーションとなりえます。

実際の社会において自分の専門分野で活躍してきた実績のある大人たちがリアルな言葉で、自分の人生の学びを伝える。そして子供たちは自らのロールモデルにしたい先生を選び、そのカッコイイ大人たちから直接学ぶことができるネットワーク作りを目指します。


3、グローバル視点を身につけるオンライン教育

日本という狭い枠組みの中で生きていると、本来無数に存在しているはずの可能性や選択肢が観えなくなり、心が鬱々としがちです。海外で生活をすると、日本での常識が通用しない場面に多々遭遇し、自分の思い込みがどんどん外れていく体験をします。

そんな海外に在住する日本人と接する機会を定期的に設けることにより、自分の悩みをより広い視点で見たり、気づかなかった可能性に気づけるのではないかと考えます。

そんな海外在住の日本人と不登校児童を結び付け、オンラインで語学やその他の勉強を教えてもらったり、雑談ができたり、というネットワークの構築を目指します。



 

プロフィール

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こんにちは、オークリー洋子(ひろこ)と申します。

オーストラリアのシドニー在住で小学生の息子を持つママです。

毎月日本とシドニーを行き来して、夢を叶えるコーチングや、人を幸せに導く自分攻略メソッドを教えています。



私はずっと、

悩みが解決するのは『時間がかかること』
自分の性格は『なかなか変えることができないもの』
願っても『叶うか叶わないかは運次第』

だと思って生きてきました。

ところが脳の認知の仕組みや機能を学び、クライアントを通してコーチングとカウンセリングを実践するなかで、それは根本的に間違っていたことがわかりました。


正しく認知の仕組みを理解した上での悩み解決は一瞬でした。

心から望んでいる願いは、ウソみたいなことが起こって勝手に叶っていくのが常になりました。


そう、ただ私は知らなかっただけだったのです。

心の悩みが一瞬で解決できるなんて。

望んだことが必ず叶うなんて。


『知る』ということがどれほど重要なことで、ただみんなが信じていることを鵜呑みにするのがどれだけ怖いことかを痛感しました。

そして、最新の素晴らしい、本物の情報がちゃんと子供たちに伝わる仕組みがなければ、本当の意味で社会を変えるのは難しいと考えるようになりました。

オーストラリアで生活する中で観えてきた、日本のおかしな部分、すぐにでももっと良くすることができるのに、と思えるような学校教育の在り方。

そういうものを伝え、日本の学校教育がより良いものになるために尽力することが、私の使命の一つのように思えてなりません。

そのためには、

先生たちが本当の自分を取り戻し、子供たちに教え伝えたいことを教えられる環境を創り、憧れられるようなカッコいい大人を増やすこと

より若い世代の人たちに私の学んできたすべてを伝え、未来のリーダーを育てること

ひいては日本の教育の在り方を変え、共に素晴らしい社会を作ること

そんな未来の実現を夢見てEducation with Styleを立ち上げました。


「あなたに出会えて良かった」をカタチに
魅力戦略コーチ  オークリーヒロコ




心の専門家としての経歴

2003年
・ウェスタンシドニー大学・修士課程 言語学専攻
 (言葉と心理についての研究 主な論文に「感情はユニバーサルか文化に帰属するものか」「メタファーの翻訳論」など)
2013年-現在
・ヴィジョナリスト講座、プロコーチング他 (長尾妃呂巳先生)
2014年
・ヒューマンデザイン アソシエイト認定
2015年
・苫米地アカデミー (苫米地英人博士)

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