学校ってあなたにとってどんな場所ですか
小学2年生の息子は、シドニー郊外にあるシュタイナー学校 Lorien Novalis school (ロリエン・ノバリス スクール)に通っています。
ここはシュタイナー幼稚園の年中(4歳児)からハイスクール(18歳)までの小中高一貫教育。小さな学校なので1学年1クラスで、学年が進むにつれ1クラス当たりの生徒数は少なくなっていきます。私立のため経済的な理由や、大学進学に有利な学校に転校していくのが主な理由です。
私と夫(オーストラリア人)は、それぞれ自分が子供だった時、学校が大嫌いでした。そのため息子には、本当に心豊かな教育を受けさせてあげたいと思い、いわゆる”普通の学校”ではない、いろいろなスタイルの学校を探して回りました。この広いオーストラリアを飛行機で飛び回ったのです。
子供の自主性に任せて子供たちに授業や規則を組み立てさせる私営の実験的な学校、
インドのマスターの教えと理念に基づき毎朝瞑想とヨガをするアナンダ・マルガスクール、
モンテッソーリ教育 (montessori education)に基づく幼稚園、
シュタイナー教育に基づく学校、
果ては世界最大のスピリチュアルコミュニティのある南インドまで、家族3人で学校を観に行きました。
その中で見つけたシドニーにある現在の学校は、本当に心から喜びが湧き上がる出会いでした。
この学校のことを教えてくれた方はシュタイナー幼稚園の先生で、彼女が初めてこの学校に着た時、「ただただ涙が出た」とおっしゃっていたんです。
そんなことって、想像したことがありましたか?
学校そのものに感動して涙が出るなんて。
でもそれは、行ったらわかりました。
そこの空気はとても澄んでいて、
光は優しくキラキラしていて、
理屈ではなく湧き上がる喜びと、
肌で感じるぬくもりの温かさ。
それは自分の子供がこんな場所に毎日通っていると思うだけで嬉しくなるような学校でした。私も夫も、自分が子供の時にこの場所に出会いたかったと心から思いました。
もしもあなたのお子さんが学校へ行きたくないと言ったら、
学校は行くものだから行かなきゃダメとか、
不登校は問題だとか、
うちの子には何か問題があるのかしら、
と思う前に、考えてみてください。
そこが、大事な大事な我が子を預けるに値する場所だと、本当に思っているのかどうか。
もしもそれは神様が与えてくれた、1人の人間として自分や子供と向き合う時間だとしたら?
Education with Styleでは、毎月東京都内にて教育についてのスタディグループを開催しています。
対象は不登校児童を持つ保護者や本人、学校が辛い教員、学校教育に違和感を感じる方です。中学生は保護者同伴、高校生以上は個人での参加が可能です。参加費は5000円。(親子で参加の場合は1組5000円)
テーマは参加者の希望により変わりますが、
・学校に行きたくないって本当にダメなこと?
・学校復帰したい/させたい本音とは?
・さまざまな教育の可能性について
などなど。
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